母の日

僕はなかなか誕生日を覚えられない。
どんなに好きな人でも登録しておかないと余裕で忘れてしまう。
そんな感じなので、親の誕生日もあやふやなまま37年生きている。
がしかし、そんな僕でも毎年、母の日には電話か物を送るかしている。
母の日を忘れないのは、街中のいたるところにあるPOPが教えてくれるからだ。
今年は一日遅れで福岡の実家の母に電話をした。

コロナの影響もあり、なかなか実家に連れて帰れなかった子供達の話をたくさんした。
去年末に離婚したこともあり、一人暮らしになって半年。
家族と長く話すことが久しぶりだった。

普段お店でいろんな人とたくさん話をするけれど、
人見知りの僕としては、割と明るく話すのに気合いがいる。
気を抜いて話せるのは家族か数人の仲間くらいだ。

家には兄貴と母の二人だが、兄貴ともそんなには話さない。
話さないという感じでもないけど、結果的にはそんなに話していない。
母は常に心配してくれてるし、兄の場合、何も言わない優しさを感じる。
だからこそ家では気が抜けるし、甘えてしまうし、
自立するには家を出ないといけないと感じた理由でもある。
いろんな家族の形の良し悪しがあると思うが、うちはこんな感じだ。

母との話の中で、「子供が親にしてくれる」とはよく言ったものだよね、
という文が頭に残っていて、これはよく言われている言葉でもあるけど、
この半年で色々考えて痛感した大人になりきれていない部分が、いくつも頭をよぎって、見ないようにしてた怠惰な自分をたくさん見てしまったので、落ち着いて人とゆっくり話すことで、感情に流されることなく、
自分のマイナスな面を直視できた。

コロナもあり全然家から出なくなったという母。
体もどんどん衰えていく年齢。
子供達を連れて、近場でも良いから外で楽しい時間を過ごしてほしい。
普段、僕からの連絡がないことが元気でやってる印と思ってるからと言われ、
これは時間をもっと作らなければという気持ちになった。

母の日や父の日、感謝を伝えたり本音を話したり、いろいろな気づきを与えてくれる日だなと思えた。

西

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